茨城県 潮来祇園祭禮

最近は、さっぱりしない天気ばかりで、なんだか夏らしくないようです。梅雨時期に雨は降らず、明けてからの方が降ったような。

 

そんな八月、

先日は中学校の先輩とともに潮来のお祭りに行って来ました。

映像では見たものの実際には初めて。納めた彫刻の具合が気になるところです。

 

伺ったのは五日で、昼時分に小雨が降りましたが、その後は回復してとても蒸した日になりました。

画像のガイドマップのように十四町に分かれていて、山車が集合する夕方までは各町内を回る様子。歩いて回るには範囲が広いので、時間までは近場で散策することにして、まずは御祭神が祀られている素鵞熊野神社へ参りました。

神社へ行ってみると、とても静かで普段通りという感じでしたので少し驚きもありましたが、後で聞いてみると祭りの時は御祭神が留守にしているのでということでした...!

 

素鵞社と熊野社の御祭神が乗った二基の御神輿を七軒町が迎えます。

上に乗った人形(義経)は膝のあたりまでせり上がります。どこでもある電線問題に色々と工夫せざるを得ません。山車が大きくなったのと後に電線が張り巡らされたのと。山車なども年月を掛けて派生し、徐々に各地域の趣向、カタチが決まっていったのでしょうが、何かのきっかけで急に趣が変わることもあるのでしょうか。付祭りは町内ごとの競争でもありますから、無きにしもあらず。受け入れられるかどうかかもしれません。

 

曲がるときは、前輪の脇に差し込んだ丸棒で舵とりと調整をしながら後ろ側で力で振ります。

近くにいると地面から揺れが伝わって来るほどに結構な振動があります。

夏の暑い時期に三日間もやるのは大変です。今年の暑さはまだマシな方というお話でしたが、普段屋根の下で日に当たらず、さらにしばらく運動不足の自分にとっては歩くだけでも堪えました。なんだかフラフラして日陰があればすぐ入る始末です。

 

ちなみに驚いたのがQRコードを読み取ると、地図上で山車の場所がリアルタイムにわかるGPSが導入されていたこと。時代ですねぇ。

夕方になり山車が集合

東地区と西地区に分かれていて、各広場に集まります。

こちらは西の七丁連合という、西壹丁目、あやめ二丁目、浜壹丁目、上壹丁目、下壹丁目、大塚野、貮丁目の七台。

暗くなって明かりも灯り、式典会場にてお囃子と踊りの競い合い。人が密集して熱気がすごいです。

この時は二町同時に披露するので近い方に引っ張られますが、囃子手の「芸座連」ごとに違うので聞き比べしてみるのも良いです。

こちらは東部の五丁目、七丁目、四丁目、八丁目、七軒町、六丁目の六台。

町内ごとにお囃子と踊りが披露されます。

雪洞が灯るとまた良いですね。