2011年
8月
30日
火
欄間とは天井と鴨居との間にあるもので、明り取りや換気などの役割があり、装飾の意味合いもあります。
欄間には組子などの細工物や彫刻を施したもの、透かし彫り、障子などの種類があって、基本的に二枚で一組です。
彫刻欄間に関して言えば技術、素材上の制限はありますが、動植物の組み合わせや波や雲など自然のもの、様々デザインしたものなど絵柄の内容の自由さがあり、表現の幅は広いと感じます。
現在は日本間の無い住宅も増えて需要も減っておりますが、様式にとらわれず何か形を変えたもので洋風の建物や場所に合わせてその空間と調和の取れるものを考えていきたいと思っております。
2011年
10月
20日
木
裏丸で線まで下げたら、平鑿で一削りして仕上げます。
表裏両面の線に対して太鼓に膨らんだり、逆に削り過ぎて凹んでいると、完成して欄間に上がったときに目立つもので、鑿を切らせて一気に削るようにします。
2011年
11月
05日
土
梨を彫ります。
材料はクスノキで実寸大、新高梨という品種をいくつか参考にしてみました。
はじめに四角に製材して中心線を書いて裏にも回します。
2011年
11月
15日
火
柿
ヒバ材です。
彫り心地はとても詰まっている感じで割りに硬く、なるべく叩いて彫り込みたいところ。
しかし小さくて固定が難しい為に叩きにくく、あまり無理は出来ません。
2011年
12月
04日
日
毎年十二月の二日、三日に秩父夜祭が行われています。二日は宵宮、三日が大祭です。
秩父夜祭には二台の笠鉾と四台の屋台があって三日の朝、各町内を出発し秩父神社に宮参りへ向かいます。
そして宮参りが済むと境内を出て巡行し、屋台では舞や屋台芝居が行われ、その後再び秩父神社へ集合します。午後七時に神幸行列が秩父神社を御旅所に向かって出発し、その後を順に六台の笠鉾と屋台が巡行します。
2011年
12月
18日
日
フクロウは他の鳥と違って目が正面にあって遠近感をより把握できるようになっています。フクロウを彫るにあたって調べてみて初めて知ることばかりでした。
ちなみに脚の指が中趾、外趾、後趾と内趾と四本あり、一番外にある外趾は、後ろの後趾側にもどちらにも持って来られるようです。